深澤辰哉の成長 ページ7
.
私はふっかの成長に感動している
昔っていうかつい最近まで
部屋は汚かったし何もかもやりっぱなしで
ふっかの家に行ったらいつも片付けから始めていた
.
.
.
「おじゃましまーす、汚っ」
深「人の家入って早々汚いは辞めて！？」
「いや、だって洗濯は溜まってるし
物はぐちゃぐちゃで出しっぱなしだし」
深「これでも片付けたんだけど！」
マネージャーとして、友達として
家事が一切できない最年長深澤辰哉の今後が心配だった
「とりあえず、ふっかは作り置き持ってきたから
それ冷蔵庫入れて？私こっち片付けるから」
深「ありがとうございます、助かります」
料理もできないふっかはとにかく体に悪いものばっかり食べてて、アラサーにもなって本当心配すぎる
ちなみにこれは翔太くんにも言えることで
ふっかと翔太くんの特に料理できない2人には
良く自分の作り置きを作るついでに2人の分まで作っていた
「私家政婦じゃないんだからね？」
深「家政婦とは思ってないけど奥さんの位置ではある」
「こんな片付けできない人と結婚しません」
深「俺はお金担当だから」
「お金には困ってないので結構です」
深「Aチャン冷たい、ぴえん」
「いつも私のこと片付け要員で家に呼ぶくせに」
深「違うよ、片付けはおまけで
2人で会いたいから呼んでるのよ」
「……騙されないんだからね！」
深「本当なのにぃ」
「もう、こんな子に育てた覚えはありませんよ」
深「Aチャンが俺を甘やかしすぎたんですぅ〜」
「それに関しては否めないからなんとも言えないなぁ」
深「そうでしょ？わら
Aが俺らのこと好きすぎてつい世話焼いちゃうんでしょ
わかってるんだから〜」
「うるさい」
深「俺らのこと大好きだもんねえ」
「もう帰ろっかな」
深「うそうそ！ごめんって！
俺もやるから一緒に頑張ろ？ね？」
「当たり前でしょふっかの家なんだから！」
.
.
.
なんてことが日常茶飯事だったのに
今では部屋は綺麗にされてるし洗濯も掃除もできるようになって…
楽屋とかでは何故か片付けできなくて
翔太くんやひーくんに注意されてるけど
もうそのくらいなら可愛く見える
料理は相変わらずできないけど
ご時世的に出前が頼みやすくなったから健康的な食事ができるみたいだし
デビューしてから忙しくなってあまり家に行く機会がなくなってきたから、成長してくれて本当良かった
この歳になっても
人って成長できるんだなって思いました
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nananako | 作成日時：2023年9月17日 21時
