Sweet? or Sour? Orenge juice II (ページ41)

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橙side

本当にしょっぴーの存在を忘れたまま
写真の整理をしていれば

青「康二」

橙「っ！びっくりした… まだおったん？」

青「お前まじで毎回びっくりするよな」

橙「急に声かけるんが悪いんや
あとお前って呼ぶのやめてって言いよるやん」

青「ごめんごめん、康二くん。」

ﾄﾞｷｯ

ﾄﾞｷｯってなんやﾄﾞｷｯて。
でも最近しょっぴーから甘い声で呼ばれたり
優しくされたらきゅんきゅんすんねんな…
なんなんや、これ。

橙「…… ほんまに早よ帰りや
お母さんご飯作って待っとるんちゃう？」

青「今日2人とも夜勤だからいない」

橙「そしたらご飯食べたら帰ってや」

青「え、泊まらせてよ」

橙「は？泊まるのは夏休みと冬休みだけやん
普段は帰るっていう約束したやろ！？」

青「別に良くない？
気分的に康二の部屋に泊まりたいんだよね」

橙「気分に左右される俺の身にもなってや」

青「って言いながら本当は嬉しいんだろ」

橙「嬉しないわ！」

「康二、ご飯できたで！翔太くんも呼んでな！」

青「だってよ」

橙「はぁもう…… ほんまにご飯食べたら帰ってや」

青「ご飯食べた後の気分による」

橙「しょっぴーのこと嫌いになりそうや」

青「……って今まで何回も言ってるけど
嫌いになったこと一回もねえだろ」

橙「っ、うるさいねん！」

そうやって言い合いながら
2人で並んで階段を降りていく

でも俺は全然気づいとらんやったんよ

しょっぴーのこと嫌いになりそう
なんて言った時の彼の苦しそうな表情を。

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